「帰国子女」にはタイプがある!?

こんにちは、佐々木舞です。


突然ですが

「帰国子女」って聞いてどんな想像をしますか?



帰国子女は・・・英語がペラペラ!

と答える人が多いと思います。


今回は何故このタイトルなのかと言いますと・・・


実は私、帰国子女なんです。



そう聞くと


「なんだよー。帰国子女なら英語ペラペラじゃん。」

「英語が話せなかったって嘘つくなよ。」


なんて時々言われます。

嘘はついていません。


「帰国子女」にもいろんなタイプがいるってご存知ですか?


一括りに「帰国子女」といっても


通っていた学校のタイプや

住んでいた国

在住期間など


家族によって全く事情が違ってくるんです。


その中でも私は

英語が全く話せないタイプの帰国子女でした。


「え?帰国子女なのに?そんな人いるの?」

と思われるかもしれません。


まずはあまり知られていない

「帰国子女」について

私の経験も踏まえてお話したいと思います。

「帰国子女」のタイプそれぞれ

「帰国子女」にはどんなタイプがいるのか。

 

学校別で見ると

 

・「現地の学校」に通っていた帰国子女

・「インターナショナルスクール」に通っていた帰国子女

・「日本人学校」に通っていた帰国子女

 

期間別で見ると

 

・2〜3年単位で違う国を転々とする

・長い期間同じ国に住む

・幼少期の数年を海外で過ごす

 

などと家庭によって違いがあります。

 

子供が中学生以降の場合

 

学校はインターナショナルスクール(英語圏なら現地校)で

在住期間は学年のキリの良い時まで家族一緒に過ごして

その後は片親のみ単身赴任という形式を取る

 

というパターンが多いです。

 

ちなみに地域別で見ると

 

37% アジア

35% 北米

20% 欧州

8% その他地域

 

に中学生までの義務教育期間の子供が在住しています。(文部科学省調べ)

「日本人学校」ってどんなところ?

ここで、ピンとこない方も多いであろう

「日本人学校」についてご説明します。

 

「日本人学校」とは

日本の文部科学大臣管轄の在外教育施設で

 

・日本人学校(全日制)

・補習授業校(土日や平日の放課後に通う)

 

の2種類があります。

 

全日制の「日本人学校」というのは

 

立地が日本国外という違いはありますが

日本のみんなと同じ教育を受けます。

 

日本語で書かれた教科書を使い

日本人の先生による日本語での授業です。

 

日本と同じく4月始まりで

日本の行事を行ったりもします。

 

 

一方、「補習授業校」には

 

主に英語圏の北米やイギリスなどの現地の学校に通う

日本人の子どもたちの約6割が

平日の放課後や土日に通っています。

 

日本の塾のようなイメージです。

 

日本へ帰国して日本の高校や大学への進学を視野に入れている場合のために

日本の常識や教育とのズレを埋めたり

日本語能力の維持、向上をする授業のほか

受験対策の授業を受けます。

 

どのタイプの帰国子女だったの?

 

私は一体どのタイプの帰国子女なのか

 

というと

 

数年単位で違う国々を転々とする

日本人学校に通っていた帰国子女

 

でした。

 

生まれて6ヶ月~中学卒業までを

主に中南米を中心に

日本と行ったり来たりしながら

トータルで11年間海外で過ごしました。

 

私はほとんどの時間を

守られた日本人コミュニティ内で育ち

日本語で暮らしていました。

 

両親共に日本人ですし

子供なので基本的に学校と家の往復です。

(小学校までは治安が良ろしくない国にいたので特に。)

 

学校も日本人学校

家族全員日本人であれば

他の言語を話すタイミングは

習い事やお出かけ、現地のお友達と遊ぶ時ぐらいです。

 

在住当時、日常生活で使う言葉くらいは話せたとしても

数年単位で引越し先の国が変われば

言語も変わり

せっかく覚えた言語も口に出す機会は無くなります。

 

言語って

口に出さないと本当に驚くほど短い期間で

忘れていきます。

 

たとえ子供でもです。

 

※もちろん日本人学校に通うみんながみんな

英語や外国語が話せないかというと

そうではありません。

 

育った環境はそれぞれ違うので

中にはすでに英語圏で暮らしたことがあって

英語がペラペラだったり

多言語が話せる子もいました。

 

 

が、私の場合は

 

自分の性格と色んな出来事も相まって

言葉を口にすることがなくなり

せっかく覚えていた言語を忘れていきました。

 

 

なんで英語が話せなかったの?

 

 

英語に関していうと

 

日本の中学校に通う人と全く同じく

中学1年生で英語の授業が始まったので(2000年当時)

英語のレベルは日本の同年代の子たちと変わりません

 

 

「文法用語って訳わかんない…」

「難しいなぁ…」

 

って思いながら中間テストや期末テストを受けていました。

 

 

高校入学のために日本へ帰国して

 

 

日本の高校生として生活し

大学受験のための英語の授業を受けているうちに

英語が苦手になり

しまいには長文を見るだけで吐き気を及ぼすほどになっていきました。

 

英語が苦手になる経緯も

日本の英語苦手な人たちと同じ理由です。

 

 

こうして私は

外国語も英語も話せない「帰国子女」になってしまったのです。

 

 

書いていて、だいぶ複雑ですが!笑

正直なことを暴露するとこんな感じです。

 

まとめ

 

「帰国子女=英語ペラペラ」というわけではなく

 

通っている学校や在住国、期間によって

いろんなタイプがいる

 

ということがお分かり頂けたかと思います。

 

これから先

もし「帰国子女」にお会いする機会があれば

 

人によっては言葉に詰まってしまう

「じゃあ英語ペラペラ?」という質問ではなく

 

「どこの国に行っていたの?」

「何語で生活していたの?」

「学校はどのタイプに行っていたの?」

「何年間行ってたの?」

「一番衝撃的な思い出って何?」

 

と質問してみてください。

 

その人ならではの「帰国子女」経験談を聞くことができて

会話が弾むかもしれません。

 

I hope you guys enjoy this article!!

Have a nice day!

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