帰国子女コンプレックスとの闘い 投稿者: MAI SASAKI2020-08-262022-09-08国際経験 こんにちは、佐々木舞です。 今回は、私が過去長い間引きずっていた「コンプレックス」についてお話ししたいと思います。 高校時代の私とコンプレックス 私は過去2回のブログで触れたように 中学校卒業まで海外に住みながら一貫して「日本人学校」で日本の教育を受けてきたいわゆる「帰国子女」と言われる部類でした。 高校入学と同時に帰国したばかりの当時の私は 「日本人」なのに日本史も地理も苦手だからって避けて「地元」って呼べる場所もなければ「地元の友達」も「幼馴染」もいなくて 日本について全く知りませんでした。 そして海外に長く住んでいたのにペラペラな言語は一つもない(忘れた)ましてや英語も苦手 という胸を張って自分は「日本人だ!」とも「帰国子女だ!」とも言えない中途半端な状態でした。 自分のアイデンティティーをどこにも置けない宙ぶらりんの苦しさに徐々に気づき始め それが私の「2大コンプレックス」になっていきました。 お恥ずかしながら高校生当時の正直な考え方を暴露すると 「日本」や「日本の文化」に対して「ダサい」って思ってしまう完全なる海外かぶれっぷりを発揮していた為 「日本についての知識を積極的に補おう!」っていう考えに至らなかったんです。 親のおかげで海外を転々できて自分では何も成し遂げていないのにしかも在住していたどの国の言葉も流暢に話せないのに 謎に「私は帰国子女だ!」っていう変なプライドがあったんですよね。 大学時代に訪れた「転機」 大学入学当初はただ漠然と「海外で働きたい!」という夢を持っていました。 「国際文化交流」という名前に惹かれてとある大学の学科に入ったものの 「日本文化」の必須授業があることを知り「なんで大学に入ってまで苦手な科目と対峙しなきゃならないんだ!」と愕然としたのを鮮明に覚えています。 でも、そんな時に訪れたのが人生の「転機」です。 当時大好きだった俳優O・Mさん(当時は本気でどこかで出会って付き合いたい!と思っていた笑)が「どんな女性がタイプですか?」というインタビュアーの質問に対して 「着物が似合う、やまとなでしこのような和風の女性が好きです。」 という一言に雷に打たれたような衝撃を受けました。 これが私の人生の「転機」。 「やまとなでしこに私はなる!!!!」(ル◯ィーみたい・・・笑) 多分、当時自分の中に「コンプレックスに向かい合わなきゃ・・・!」という思いが芽生え始めていて自分でそういうアンテナを張っていたからたまたま反応したのかもしれませんが・・・ ほんと、単純な女です。笑 そんな人生の「転機」が訪れてから私は漠然と海外に向けていた目を国内にグイーンと方向転換しました。 心から俳優のO・Mさんに感謝です。笑 その後は、やまとなでしこを目指すべく 無我夢中で独学で日本史や日本地理、日本文化について勉強しまくり私の2大コンプレックスのうち「日本を知らないコンプレックス」を克服。 「私は日本人です!」ということができるアイデンティティーを手にすることができました。 一方の「英語が話せない帰国子女コンプレックス」と向き合うのは社会に出てから数年後のことになります。 英語ができないというコンプレックスを克服したお話については下記のブログをご覧ください。→https://mai-sasaki.fun/mystoryafterigot-toeic860/ 現在とこれからの挑戦 現在、通訳や英会話の講師など語学に関するお仕事ができているのはコンプレックス克服のために闘い続けた過去の自分のおかげです。 今では「私は日本人です!」とも「帰国子女です!」とも言えるようになりました。 でも、現状にまだまだ満足はしていません。 今後は「在住していた国の言語をマスターすること」を目標に勉強に励むぞ!と意気込んでいる今日この頃です。 私もまだまだ成長していくぞ! 自分に足りない物があるなら補う努力をすればいい。努力したことは決して無駄にならない。 自分の過去を振り返ってそんなことを思った1日でした。Hope you guys enjoy reading this article!Have a nice day!